2011年3月22日火曜日

震災で感じること 

東日本大震災より、間もなく2週間が経過しようとしています。日に日に拡大する被害、避難されている方の疲労とご苦労と、テレビの映像でみる限りですが、本当に心が痛みます。日本中の誰もが、手を携えて、支援したいと思っています。会社や同業者の中と話をしていますが、なかなか支援には結びつきません。先日、グランパスエイトのサポーターがボランティアとなった団体に、500mlのお水を3ケース寄付しました。ホテルのフロントでは、募金を募っています。支援というとこのくらいしか思い浮かびませんでした。

先日、ある方から、このように言われました。
「次年度、○○会(会長を務める会)の総会後の懇親会をやるのか?今、自粛傾向だけどな。」
また、ある人からは、
「この時期に震災以外のブログを書くのはどうかと思うよ。」

え、ちょっと待って。確かに、被災地のことを思うと浮かれてる場合ではないかもしれないけど、自粛する必要はないのではないかと思いました。まちづくりやまちづかいを理念に町の活性会に根ざした会には、会で行うべきこともあるし、会員の懇親が深まるから、次年度の会が活発に活動できます。被災地や被災された方のことを思い、動ける元気ある私たちが、微力ながらも経済を良くしていかないことには、日本が沈下します。地元の飲食店では、キャンセルが続出していると聞きます。自粛ムードを漂わせるのではなく、節度ある行動をもって、飲食店を利用し、対価を支払い、お店側からは納税してもらい、国から震災の支援に充当してもらうことが健全だと思います。義援金も大切だと思いますが、経済を淀ませることなく、流れをつくり、間接的に支援することも必要だと思います。

ブログも、その時に旬な内容をアップしたいと思います。特に、お祝いごと、感謝の気持ちを伝える内容、町の話題と、被災地のことを思い、華美になりすぎず、お茶羅家にならず、配慮しつつ投稿しようと思います。

少し前に始めたfacebookに、「懇親会は開催」とウォールに書き込みしたところ、多くの友人よりコメントをいただきました。
「経済行為を絶やしてはいけない」
「自粛ばかりでは経済が萎縮する」
「経済を回しましょう、滞ってはダメ」
「自粛は反対です!被災地の方を思っていない人なんかいませんよ。自粛しても支援にはなりません。こんなときだからこそ日常通りのことをするのがほんとに難しい。間接支援賛成! 」
like!(「いいね!」) ですね!

節電も、気持ちはわかりますが、暗いのも気が滅入ります。決して震災のことは忘れることなく、通常どおりの生活をすることで、通常を連鎖させ、復興へ一歩一歩進めたいと思います。

わが町豊田市は、町全体を上げて、とよた元気プロジェクトを展開中です。日本を元気する豊田というコンセプトがあるのなら、愛する自分の町で経済を縮小する考えより、拡大傾向にしていこうと思います。

2011年3月15日火曜日

義援用飲料水

今日、豊田スタジアムにて、被災地に救済物資として送る義援用飲料水の受付がありました。名古屋グランパスエイトのサポーター ULTRAS NAGOYA グランパスSA主催で行われました。手持ちがないので、急いで、いつも行く量販店の酒屋さん
へ。ところが、ケースがなく、バラしかありませんでした。ケース単位が指定ですので、運びやすさを考慮した上のことだと思い、空き箱につめてもらうことができるか尋ねてみました。
店員さん、さすがです。新品の中身を出して、箱を提供してくれました。ありがたいことです。
炭酸水 とあるので、マジックを借りて、縦横上にある文字を手書きで訂正しました。何とか形になりました。
そして、会場の豊田スタジアムへ。

入り口にサポーターの方が出迎えて、誘導してくださいました。

今日の22時まで、500mlをケース単位で受け付けてくださいます。
ひと箱24本とバラ5本では少ないので、同じ系列の量販店の別店へ出向いたら、ケースがありました。更に2ケース買い足し、持参しました。
整理したり、積み込んだり、大変だと思いますし、輸送コストもかかります。買って搬入するだけなら簡単ですが、それ以外のことをせず、申し訳ない気持ちです。よろしくお願いいたします。

2011年3月14日月曜日

パブリカ1号2号 ありがとう♪

町なかにパブリカという、産学官民だれでも自由に利用できる、使用できるスペースがあります。そこで、コンシェルジュ的な役割を果たしていた、愛称 パブリカ1号の石川さん、2号の鈴木さんがお別れすることになりました。私たち下町のみんなは、ふたりには秘かに、色紙をまわし、寄せ書きをしていました。

短い期間でしたが、ありがとうございました。右が、パブリカ1号の石川さん、左が2号の鈴木さんです。
「パブリカに勤めることになりまして」が大好評でした。明るいキャラクターの石川さん、イラスト、工作が得意の鈴木さん。訪れる人を楽しませてくれていました。

「卒業証書をもらったよ~。」とおふたり。
寂しくなるな~
石川さんの色紙。
景気のいい、元気な笑い声が印象的でした。一緒にいるといいことありそうな、そんなキャラクターでした☆
地元のおかみさん会のIさん作の手づくり色紙入れです。素敵でしたよ。
鈴木さんは、

かわいい古カレンダーを再利用して、立体的なオブジェを作っていました。パブリカのあちらこちらに飾ってありました。私も記念に吹奏楽の猫ちゃんをいただきました。
間もなくお仕事終了。色紙を忘れずに帰ってね♪
最後のお仕事。
お疲れ様でした。また会いましょうね。
石川さんはもしかしたら、お仕事継続、鈴木さんは名古屋市内のフリーペーパー制作会社にお勤めですね。
いつでも、豊田に遊びにおいでんね~

微力ながら、できることから

11日に発生した東北地方太平洋沖地震で、被災された方に心よりお見舞いを申し上げます。また、亡くなった方へお悔やみを申し上げますと共に、ご冥福をお祈り申し上げます。
時間の経過とともに、被害が増し、これ以上ことが大きくならなければいいなと、テレビを観ながら、祈る気持ちでいます。何かできることはないのだろうか、と思うばかりです。阪神大震災の教訓から、被災地が望むことをベストな形で、支援できればいいですね。

当ホテルも義援金の募金箱をフロントに置きました。
後日、赤十字社を通し、寄付いたします。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

節電の協力をと思い、告知を作成しましたが、東西のHzが異なるため、物理的に無理ではないかとのことです。できれば、そうしたいですね。気持ちは果てしなくあります。

また、同業者の友人はtwitterでこのようなことをつぶやいていました。

「誤解しないで欲しいけど、何かできる人は是非頼む。ただ僕も含めて、不安と正義感でパニクった素人が突然やる気だしても、役にたつどころか足引っ張るのが関の山だった。献血しろと言われたらするし、募金しろと言われたらする。馬鹿みたいだけど、動かない勇気が大事な時もある。」

「緊急時に、何もしないことが最良でありうることを認め、何もできないことを受け止め、何かした気になることを戒め、何かしないと不安なることと戦うことの別名を、祈ると呼ぶ。僕は宗教者ではないけど、今回ほど祈ることの意味について考えたことはない。 」

理解できます。共感できます。何かしたい、何かしなくちゃ、と思う気持ちは一杯あります。指示待ちは、自主性の欠如かもしれませんが、必要な物(者)を、必要な時に、必要なだけ の判断がつきません。今は、ただ、微力かもしれませんが、個人でできることを地味に、地道にやることが精一杯だと思います。

明日は、地元で被災地に向けて、飲料水を送るボランティアがあると聞いたので、参加しようと思います。

2011年3月3日木曜日

初心に返る

今日、3月3日は記念日です
ホテルに業態変更したから、ちょうど20年経ちました。ホテルは成人を迎えました。今思うと、あっという間の20年でした。色々なことがありました。お客様や従業員さんのことを思い出します。
この20年の間、ご利用をいただきましたお客様、誠にありがとうございました。

買い物に行く途中、ラーメン店のオープン告知を見つけました。
「うちと同じ日にオープンするんだね。」
フレッシュな気持ちで、よし、頑張ろう、なんて思って臨んだろうな、と自分の時と重ね合わせ、思い出していました。
「そうか、初心に返らなくちゃ」
足元を見つめ、基本に立ち返らなくてはいけません。


月末月初で忙殺されていたことを言い訳にしますが、従業員への感謝の気持ちを忘れておりました。10周年の時は、デパートの外商に依頼し、紅白のワインセットを送りました。今回は、商品券にしました。この20年、お客様はもちろん、ホテルで働く従業員にも大変おせわになりました。そして、今は従事していない退職した方々のお陰もあり、感謝しております。


従業員にひとりひとりに、お礼を述べ、手渡しました。
ある従業員が、話しかけてきました。
「これ、字が間違っていますね。」


ぎゃあー、有限会社が、有権会社になってる~。
近所のショッピングセンターで依頼したのですが、ちゃんと紙に書いて、読んで一字一句説明したのですが、こんなになっちゃいました。デパートですと、一枚書いて、間違いがないか確かめたりもするのですが、大丈夫だろうとお任せで、場を離れました。購入時に確認すれば良かった・・・と悔やまれます。

折角の20周年でしたが、残念でした。
自分がもし、この依頼を受けたら、どうすべきかを考え、今後の自社のチェック体制に活かしたいと思いました。

感慨深い一日でした。
今後も、従業員一同精進して参ります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

2011年3月2日水曜日

思いやり

1月にハウスキーパー(客室清掃担当)を3名採用しました。業務内容は、客室を清掃すると同時に、次のお客様のための準備をします。細かな作業で、決まりごと、覚えることが多い、立ち仕事です。一定の研修を受けてもらい、ある程度習得できていれば合格です。一人立ちをしていきます。今回より、新人研修報告書を、本人と指導者の両方に業務終了後に記入してもらいました。
本日、無事、合格をし、研修を卒業しました。清掃終了後、フロントに報告書が戻ってきました。フロントのアシスタントマネージャーが、戻ってきた報告書を差し出してきました。

「これ、見て下さい。本人(研修受講者の新人)が見たら、喜びますよね。」

差し出された報告書には、お花付の終了証書がありました (^-^)/ほほ笑ましいです。これを書いたスタッフの心が感じます。この新人は、海外の出身者で、乳飲み子を抱えながら、業務に就いております。日本語はかなり理解できるのですが、報告書を書くことに苦労をしていたようです。できるだけ漢字で書こうし、携帯電話を辞書代わりに使い、書いていたと聞きました。涙ぐましい努力をしています。教える側、それを真摯に受ける側、信頼関係の上、お互いに業務を全うできた証だと思います。

これからが楽しみです。ふたりに、そして陰で支えてくれたスタッフにも、「ありがとう」と伝えたいです。*^^*