2017年3月12日日曜日

震災に思う


3月11日午後2時46分
この日この時刻を忘れることはできません。
あれから、6年。これを長いと感じるのか、もう6年と感じるのか、人それぞれです。

昨日のNHK「おはよう日本」で東日本大震災のできごとを風化させないよう、震災を知らない私たち、次世代への伝承をとりあげていました。
被災者は、「この6年が早いような長いような、、、」「あの日から時間が止まった」とさまざまです。
6年経過したいまでも、深い悲しみや辛さに苛まれていること思います。
そのような中、震災を風化させずに、記憶の伝承として、次世代に伝えようとする動きもあると報じられていました。


津波で破壊された建物を震災遺構てして保存し公開する
被災者が苦しみを乗り越え語り部になる
想いをまとめた記録集を作る


後世へ、被災地以外の人に、経験や教訓をいかに継がれるかに力を注がれています。
もちろん、このような方ばかりではありません。
被災者の気持ちを汲みつつ、寄り添いながら、伝承の活動に敬服をいたします。

昨日のこの時刻、ある会館に到着したばかりで、会館内で黙祷を捧げました。
到着前、地元デパートを通ったところ、「この時刻に館内で黙祷を捧げたいので、お客様もご協力を」と丁重なアナウンスが流れていました。
素晴らしいお声かけだと思います。

2月、あるホテル会で、震災を考えるパネルディスカッションを開催しました。
東日本大震災や熊本地震を経験された各2施設の経営者や現場責任者にパネラーとしてお越しいただき、地震の直後の対応、復旧までの道のり、今後に向けてとお話を伺いました。
(当日は、進行役を仰せつかりました)

お話を伺ったり、画像を拝見したりすると、想像以上のご苦労は言うまでもありません。
人間の力、周囲の絆に感銘を受けました。
内容についてアンケートでも、好評価をいただき、関心の高さを伺い知ることができました。


3月14日には、豊田市地震対策事業者連絡会豊田市自主防災会連絡協議会の合同開催で、「市民力、地域力、企業力で進める地震対策 ~3.11から考える役割と備え~」のセミナーに防火管理者である部下と出席します。
まだ、手がけていないBCP(Business Continuity Plan)策定に着手しようと思います。
地元にはリスク管理のお手本がたくさんありますので、尋ねながら進めようと思います。
BCPは地震はもちろん、地震以外の災害、事故、テロや伝染病なとの不測の事態を想定し、事業の速やかな継続の視点から対応策をまとめたものです。
人命や安心、安全を守るために、危機発生の際、重要業務への影響を最小限い抑え、時間や費用をできる限り圧縮し、中断したとしても可及的速やかに復旧や再開ができるように策定しておく行動計画です。
地元の産学官連携では、日本の基幹産業である自動車産業の復興が日本経済の鍵を握るとし、その中でも、ホテルは復興支援者のサプライヤーとして早期に復旧、再開できるよう尽力してほしいと言われたことがあります。



改めて、

ご冥福、お見舞いを申し上げます。

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