2013年6月28日金曜日

豊田市美術館 フランシス・ベーコン展開催中

過日、久しぶりに豊田市美術館を訪れ、今話題のフランシス・ベーコン展の観賞に行きました。
美術館ですので、フランシス・ベーコンは画家ですが、高校時代の倫理社会の時間に、哲学者としてのフランシス・ベーコンを習い、同一人物かと思いきや、同性同名でした。

チラシを三枚重ねました。
これは、三幅対(トリプティック)と呼ばれ、ベーコンのひとつの特徴だそうです。
チラシを三種類作成したわけですから、美術館の宣伝の入れようが伺えます。



緑に囲まれた、静かな佇まいです。
建物は近代的で、ステキな外観です。
見るだけでも価値の高い建物だと思います。

ベーコンの写真と代表作のあるチケットです。
今日は知人よりいただいたチケットで観賞します。

「目撃せよ。体感せよ。記憶せよ。」のキャッチがありますが、購買行動の心理プロセスを表すAIDMA(注意をよせ、興味を持たせ、欲しいと感じさせ、記憶させ、購入)と似ていると思ってしまいました。

この個展は話題が多いとのことだそうです。
没後の大規模個展としては、アジア初。(日本発)
世界各国からの作品が集結
「スフィンクス」をモチーフとする作品4点がそろうは世界初 など
これでもかというくらいの規模の個展のようです。
日本では、東京とここ豊田市での開催のみだそうです。
作風より、ピカソと並ぶ美の巨匠と呼ばれています。
美術館に勤務する高校時代の同級生によると、関西からの問い合わせが多く、休日の来場者も日ごとに増しているということでした。

実は、作風はあまり好きではありません。
好みではないので、逆に見てみようと思い、やってきました。
今回は、始めから解説をしっかり読もう、それでないと理解できない、と思いました。
(当然、館内は撮影禁止ですので、画像はありません)
彼は第二次世界大戦の中、人間のはかなさを感じたようです。
「生」と「死」のように、「陽」と「陰」といった対局する言葉の「陰」の部分を人間は忘れがちである、
常に「陰」を忘れないで、力強jく生きてほしい、こんなメッセ―ジのように受け取れました。
絵の中に、歪んだ部分が描かれていましたが、「陰」の部分のようです。
何枚かは、レースのカーテンを通して眺めるような作品もあり、見えそうで見えない人間の心の襞を探してほしい、かのように見受けられました。

次回は、音声ガイダンスを借りて、観賞してみようと思います。
また、違った感動が沸くことでしょうね ^^

豊田市美術館は、高台にあります。
中心市街地が一望できる場所にあります。
美術館2階のテラスには池があり、涼しげです。

 
ベーコン展と合わせ、常設展を観て、1階に降ります。
この日は母の月命日で、絵が好きだった母を偲び、訪れたこともあります。

中心市街地の商業施設に、5、6名の著名人のベーコンの感想があるポスターが貼られています。
その中で、この言葉がベーコンには一番ぴったりだと思います。

絵に「つかまる」というのはこういうことだ。

4 件のコメント:

岩月幸雄 さんのコメント...

解説をしっかりお読みになったことがうかがわれます。私は、最初の2枚の絵(初期の頃)を見て感じてしまいました。稲熊さんのように言葉でうまく表現できませんが、興味を惹かれ、面白いと感じました。半分ぐらい見てから音声ガイドを借りてゆっくり見ていたのですが、内覧会の時刻は4時までとのことで、最後は駆け足になってしまいました。
一見、グロテスクで、なんで透けているのかとは思いますが、うまく言葉で表現できません。その足で、当日(6月7日金曜日18:00~)開かれていたデッキパブ(ペデストリアンデッキで英国風パブとスコットランドの曲の生演奏がありました。)にいき、イギリスのビールを楽しみました。
しかし、そこで学芸員から解説されたベーコン観と私の印象は随分違っているなあと思いながら「いろんな感じ方があって良い!」と納得しました。
岩月幸雄

稲熊真佐子 さんのコメント...

岩月幸雄さま

お世話になっております。

絵に対する感じ方は様々で、観賞する人の数だけありますよね。
今回、解説は読もうと決め、訪れました。それでも、いざ絵の前に立ったら、最初の一枚二枚は解説なしで、直感だけで観ようと眺めました。やはり理解しづらい、とまた始めにもどり、解説を読みました。
平日で解説もゆっくり読むことができました。普段はあまり解説をじっくり読むことがないのですが、今回は従来になく、解説を読みました。
ベーコンの絵を観たことプラス、絵の観賞のし方を教えてもらった気もします。
次回は音声ガイダンスを借りますが、学芸員のお話も伺いたいですね。

デッキパブには参加できず、残念でした。

美術館の同級生 さんのコメント...

 早速、見に来てくれてありがとう。僕は初期の作品が好きです。(特に第6.7展示室)箱のような四角い枠の中で大きく口を開いている男の絵が、特に気になっています。この時期の絵は、全般に、ベーコン自身の第二次世界大戦の体験が影響しているようです。毎日14:00からは、ボランティアガイドによる作品解説もやってますので、機会があったら利用してみてください。
 先日の雨上がりには、庭のみどりが一段と鮮やかになって、訪れた人たちが、今までで一番きれいに見えると言っていました。時間があったら庭内もゆっくり散策して、癒しの時間を味わってください。高橋節郎館の途中にある、休憩スぺースからの眺めもお勧めです。
 美術館の同級生 

稲熊真佐子 さんのコメント...

美術館の同級生さま

ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
コメントにも感謝です\(^o^)/
絵画鑑賞は好きですが、同級生が勤務されていれば、なお一層力が入ります(*^^*)
私は、全体的に個々に描かれている歪みが気になっており、ベーコンの心情の表れなんだろうと感じています。
描かれている四角の枠、レースのカーテンから眺めているように見せるための色彩、額装の金縁など、こう絵を観てほしいというベーコンの意図がよく表れています。
ボランティアガイドの作品解説はいい情報です。是非聴きたいと思います。

美術館は庭園のゆったり感も楽しめます。建物の右側はイングリッシュガーデン風、茶室あたりは和風、とグリーンが和ませてくれますね。
今回は、高橋節郎館には行かれませんでしたが、漆の上の蒔絵にも心躍らされます。

休日を狙い、またお邪魔しますね------☆