2012年3月4日日曜日

おこしもん(おこしもの)

私の住んでいる地域では、おひな祭りにお供えする食べ物で、おこしもん(おこしもの)を作る風習があります。
おこしもんとは、おこしものがこちらの方言で訛った言い方で、米粉を練って、木型にはめ、蒸す食べ物です。木型から外す作業を起こすということから、その名前がついたという由来があります。
以前、東京の道具街、合羽橋で、おこしものの説明をしたことがありますが、ご存じないようです。
愛知県の風習らしいです。

これが、我が家の木型です。
私が生まれた昭和30年代のものです。
鯛、松、達磨と縁起のいいものばかりです。
型の種類はいろいろありますよ。
昔は、戦車や旭日、兜など、男の子向きの木型もあったそうです。

家庭で作る時間がないため、近所のスーパーで買いました。
ところどころに食紅を練って、入れ込みます。
できたてなら、そのまま食べられますし、焼いて、お醤油をつけても美味しいです。
米粉なので、あっさりしています。

こちらは、JAあいち豊田でパチリと撮ったものです。
木型は、ひとつ2,000円以上します。
昔のものより、若干彫が浅いような感じがします。
近所で化粧品屋を経営している友人が、型を貸してほしいというので、お貸ししたところ、お礼にと、作ったおこしものをお裾わけしてくれました。
とっても美味しくいただきました。
家庭の手作りっていいですね♪



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