2014年5月26日月曜日

理科(光触媒)のお話と人生訓

今日は、お世話になっている信用金庫経営者クラブの講演会がありました。
案内で講師のプロフィールをいただいているにも関わらず、毎回予習をせず、いきあたりばったりで出席しています(;^ω^)
今回もトホホ、お粗末な状況で出かけました。
タイトルが、
『天寿を全うする科学技術
 ~ガリレオやファラデーなどの先人科学者に学ぶ』でした。
会場で資料をいただき、プロフィールを拝見し、びっくりでした。
また、東京都のお生まれですが、戦争中、疎開先が豊田市足助(あすけ)町で、小学校は足助町内で卒業、本籍地でもあるそうです。
二度びっくりです。

講師は、藤嶋昭氏で、あの光触媒を発見した科学者でした。
光触媒という言葉は、今から約15年ほど前、地元の異業種交流グループ、ステップアップ豊田 の自動車部品製造業を経営しているメンバーより、毎回、
「稲熊さん、光触媒はすごいよ!」
「酸化チタンに紫外線があたると効果がでるんだよ」
と教えられました。
理科オンチの私は、しくみを覚えず、学校の丸暗記のように覚えてしまいました。
その後、現代用語の基礎知識で調べてみました、理解できませんでしたが、本多(本多健一氏)藤嶋効果と言われています。
その藤嶋氏が講師でした。
光触媒の世界的権威の氏が、演題に光触媒という言葉をしなかったのはなぜだろうと思いました。
 
お話は、ご自分の研究(光触媒、ダイヤモンドの応用)はもちろん、よき発見はよき環境から生まれる(鎌倉時代に生きた仏教人、フィレンツェ生まれの文化人、良い本を読む自分づくり)、先人の科学者から生き方を学ぶ、日常的疑問が感動を生む、などお話をいただきました。
・曹洞宗の開祖、道元「正法眼蔵」の中の言葉、「霧の中を歩めば、覚えざるに衣しめる」を紹介、
・フィレンツェからガリレオ、ミケランジェロ、ラファエロはメディチ家が文化人を推奨した環境があり、名を残すような人物になった
・夏目漱石の『こころ』を読もう
などなど、多岐にわたり分野から、生きる支えになるようなお話をいただきました。
若い人の理科ばなれに嘆かれて、小中学校に出前セミナーに行かれたり、童話作家とコラボされ、理科の絵本を書かれたりされています。
科学に捧げるご自分の人生やその情熱に感銘を受けました。
演題にも納得です。
 
講演の最後に質問をしてくれたら、書籍をくださるというので、かねがね疑問に思っていたことを質問しました。
光触媒の名前を聞いた5年くらい後に、応用したイミテーションの観葉植物、室内クロスに塗布する臭い汚れを無くす液、外壁塗装など、会社に売り込みが多数ありました。
室内クロスに塗布する液に興味を持ちましたが、効果があるのかわからず、光触媒を教えてくださったメンバーに相談、応用品が実用化するのは難しい、と言われ、採用を見合わせたことがありました。それは正しかったかどうか、という質問をしました。
やはり、効果は紫外線が一番あるとのことで、部屋内では難しいとのことでした。
今後、研究が進めば、効果あるものが開発されるとのことでした。
 
何種類かあった中から選び、いただいた書籍です。
理科オンチの私にはぴったしです。(笑)

「感動しよう」
いい言葉ですね。
サイン入りで、感動です。
 



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