2014年1月26日日曜日

産土(うぶすな)上映会

産土を「うぶすな」と読むとは、恥ずかしながら知りませんでした。

今日、地元の会友人Sさんのお誘いで、とよたデカス・プロジェクトの主催の映画「産土(うぶすな)」上映会・トークショーに参加しました。
「でかす」とは、「でかした」という意味だそうです。
友人に、
「とくかく面白いし、稲熊さんに是非会わせたい人がいるんだよね」
と誘われ、そうまで言われれば、とたまたま仕事の合間に時間があったので、友人と一緒に行きました。
会場が豊田市美術館なので、アートスティックな催しだと思い、出かけました。

今日は絵画鑑賞ではない、とのことでした。

久々の美術館内のレクチャールームです。

長岡活動寫眞さん制作で、北は山形から南は沖縄まで、消えそうで消えない自然と共生する人の息遣いを感じる山里を尋ねた、ドキュメンタリー映画です。
産土」とは、産土神の略だそうですが、人間は土から生まれ、土に戻ることから、その人の生地というような意味のようです。
紹介されたのは、山形県、山梨県、徳島県、沖縄県の山村地区です。
ある山里では、雨乞いをし、
またある山里では、山伏を受け継ぎ、
またある山里では、またぎでの生活、
またある島では、島自体を神の島を崇め奉り
など、一般市民へのインタビュー形式で表現されました。

今でも雨乞いってするんだ、
山伏ってどんな装束が知ってるけど、何のためにするの、
またぎは、実際生計を立てられるのか、など疑問でした。

都市部に住む私たちも山里で生活される人も、本来どの日本人が元来直観的に持っている、しかも簡単に捨てられない習慣や掟が本能的にあるんだ、と理解しました。
いつも忘れずに大切にされているものがあることは重要です。
ただ、山里で生活されている人の方が、天気であったり、野生の動物の生態系の変化と共生しているので、大自然に直面されている点、感じ方が強いのだと思いますね。
山里は、都市部から見たら、不便そうですが、そこを離れようという気持ちはなく、住むことにプライドを持っているようにも見受けられました。

「産土」上映後、イギリスご出身のトム・ヴィンセント氏の講演がありました。
友人が会わせたい人と言われたのは、この方でした。
日本語はペラペラ、イギリスのお話を引き合いに出され、楽しいお話を伺いました。
ご本人のご許可で、ブログにアップしました\(^o^)/
またぎのお話もありましたので、
「くまちゃんと呼ばれています」と自己紹介すると、
「くまちゃん、はじめまして」と話かけてくださいました (#^.^#)
日本古来から伝わること、日本人が忘れてしまったことは、海外の方の方が新鮮に見え、より興味が沸きますよね。
 
次回は3月にお目にかかりましょう。
会場は何と、亡き母の生まれ故郷エリアでした。
 
日本人としてよかったと思うような内容でした。
そして、
今日、お目にかかった方々には、このプロジェクトの仕掛け人が友人だったり、
参加者の中に母方従妹の同級生がいたり、お世話になった方と同じ部署にいる人だったり、とわいわい、ガヤガヤ楽しみました。
 
また、次回を楽しみにします(*^▽^*)
 

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