美術館ですので、フランシス・ベーコンは画家ですが、高校時代の倫理社会の時間に、哲学者としてのフランシス・ベーコンを習い、同一人物かと思いきや、同性同名でした。
チラシを三枚重ねました。
これは、三幅対(トリプティック)と呼ばれ、ベーコンのひとつの特徴だそうです。
チラシを三種類作成したわけですから、美術館の宣伝の入れようが伺えます。
緑に囲まれた、静かな佇まいです。
建物は近代的で、ステキな外観です。
見るだけでも価値の高い建物だと思います。
ベーコンの写真と代表作のあるチケットです。
今日は知人よりいただいたチケットで観賞します。
「目撃せよ。体感せよ。記憶せよ。」のキャッチがありますが、購買行動の心理プロセスを表すAIDMA(注意をよせ、興味を持たせ、欲しいと感じさせ、記憶させ、購入)と似ていると思ってしまいました。
この個展は話題が多いとのことだそうです。
没後の大規模個展としては、アジア初。(日本発)
世界各国からの作品が集結
「スフィンクス」をモチーフとする作品4点がそろうは世界初 など
これでもかというくらいの規模の個展のようです。
日本では、東京とここ豊田市での開催のみだそうです。
作風より、ピカソと並ぶ美の巨匠と呼ばれています。
美術館に勤務する高校時代の同級生によると、関西からの問い合わせが多く、休日の来場者も日ごとに増しているということでした。
実は、作風はあまり好きではありません。
好みではないので、逆に見てみようと思い、やってきました。
今回は、始めから解説をしっかり読もう、それでないと理解できない、と思いました。
(当然、館内は撮影禁止ですので、画像はありません)
彼は第二次世界大戦の中、人間のはかなさを感じたようです。
「生」と「死」のように、「陽」と「陰」といった対局する言葉の「陰」の部分を人間は忘れがちである、
常に「陰」を忘れないで、力強jく生きてほしい、こんなメッセ―ジのように受け取れました。
絵の中に、歪んだ部分が描かれていましたが、「陰」の部分のようです。
何枚かは、レースのカーテンを通して眺めるような作品もあり、見えそうで見えない人間の心の襞を探してほしい、かのように見受けられました。
次回は、音声ガイダンスを借りて、観賞してみようと思います。
また、違った感動が沸くことでしょうね ^^
豊田市美術館は、高台にあります。
中心市街地が一望できる場所にあります。美術館2階のテラスには池があり、涼しげです。
ベーコン展と合わせ、常設展を観て、1階に降ります。
この日は母の月命日で、絵が好きだった母を偲び、訪れたこともあります。

中心市街地の商業施設に、5、6名の著名人のベーコンの感想があるポスターが貼られています。
その中で、この言葉がベーコンには一番ぴったりだと思います。
絵に「つかまる」というのはこういうことだ。