2010年12月31日金曜日

大晦日のちょっといいお話

すごく冷え込んだ大晦日、掃除の終わった我が家のお墓に、お花をお供えに行きました。気ぜわしい日、午前中の早い時間にお墓に行くのが恒例で、今年も予定通りでした。

お墓に着いたとたん、雪がちらちらしてきました。
水場で用意をしていると、ある女性がブツブツ言いながら、水場で花壷を洗い始めました。どうしたんだろうと思いつつ、先祖の下へ。
切りそろえてきたお花を花壷へ入れようとしたら、(・_・;)エ・・・ 
お花が花壷に入らない!

何と、花壷の中のお水が凍っており、お花が入れられなかったんです。今まで、この時期に来てもそのようなことがなく、初めての経験です。
「今度来るときは、ポットにお湯を入れて来なきゃね」と家族と話したくらいです。
(お水を抜いておけばよかったわけです ね~)

さて、氷との格闘です。柄杓の持ち手や花バサミで花壷の氷を砕くことにしました。これがなかなか大変です。花バサミの先が痛みそうで、ちょっとイヤでした。
だから、水場で遭った女性はイライラされていたんだー。これは、イライラします。

「あ、そうだ!」(小さな脳に豆電球がピッカリ☆)
コンビニエンスストアで熱いものを買うことに。熱湯は売ってないだろうから、熱いお茶を買うことにしました。
買うときについつい男性店員さんに氷のことを話しました。

「お湯を差し上げましょうか。」

これはラッキーと思い、お願いをしました。

「ペットボトルを処分したので、これしかなく、申し訳ありません。」
と500ミリのペットボトルを持ってきてくださり、お湯を入れてくださいました。

何と、気の利く店員さんなのでしょうか。
このお店のサービス提供のマニュアルが気になってきました。接客はけケース・バイ・ケースですから、恐らくマニュアルなんてないでしょうが、普段の業務の中で、ここまでなら無償のサービスとして行っていいという感覚や精神が気持ちの中に宿っているのでしょうね。

言葉かけも素晴らしいですね。本当はもっとたくさんお湯を上げたいのに、この容器しかなくて上げられない、という気持ちですよね。

お湯をもらっただけに、心がホットになりました。

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