会に先立ち、クラブの部会長、伊藤氏がご挨拶されました。話題は、マリナーズのイチローの9年連続2000本安打達成のお話をされました。その際小学校6年生のときに書かれた作文のコピーを配布されました。「夢は、強く持てば必ずや叶えられます」と力強く語られました。そうですね。
しかしながら、イチローの作文には、夢を叶えるためのプロセスまで緻密に書いてありました。
「夢はプロ野球選手になることです。そのためには、中学校、高校と活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。(抜粋)」
このくらいのことを描かないと夢は叶えられないものだと、小学校6年生当時のイチローに教えてもらいました。
講演会の日は、一年前にあのアメリカのリーマン・ブラザーズが破綻した日でした。
そんな日に経済と金融のお話とは、偶然というか、皮肉というか・・・ というより、いい機会ということにしたいと思います。
演題は、「経済の行方と金融市場動向」でした。案内をいただいたとき、わかりづらい話だと思いましたが、そこはプラス志向、わからないから、面白そう、なんて思いながら、出席しました。
講師は、信州大学経済学部教授、真壁昭夫氏です。
「僕は、わかりづらい話をわかりやすく話します。わかったら、首を縦に、わからなければ、首を右にお願いします」
リラックスした雰囲気でお話をされました。(良かった~!)
「経済」「金融」というと固い言葉だと思われがちですが、「経済」は身の回りのこと、「金融」は為替や株のこと、というわかりやすい言葉で始まりました。 一年前のリーマンショックや、その前のサブプライムローンの話もされました。アメリカのキャッシュレス社会の落とし穴、今の株価のアップダウンは半年後にもほぼ同じような波を打つ、経済発展はいまや欧米から日本へ、そして更に東へ進む、など興味深いお話を拝聴しました。
この講演後、自宅で『ガイアの夜明け』を観ました。「マネー動乱 ~あれから1年… 金融暴走の果て~」というタイトルです。リーマン・ブラザーズが入っていたビルに入り、リーマン・ブラザーズから1万人を再雇用したバークレイズ・キャピタル証券、手放した住宅をリフォームして売り出そうとするアメリカの不動産業者、日本のある証券会社が販売した不動産ファンドの被害 のお話でした。それぞれの経済や金融にまつわるものでした。悲喜こもごもといった感じです。
真壁氏は、経済と金融を振子に例えて話されました。振子が動かなければ、経済も金融もストップし、一旦触れ出すとその分損得が起こる、と言われました。
はたして、100年に一度の金融危機を予測した人はいたのでしょうか。
2 件のコメント:
こんにちは
いつも勉強されて すごいですね!
尊敬しますm(__)m
イチローはすごいですよね
夢を実現したのですから・・・
夢もなにも 皆 努力の賜物なんですね
この年になって厳しいけどもっと、頑張らないとダメですね、私も!
平松先輩
こんにちは。
このところ、年のせいで、ぜんぜん頭に入りません(汗)
イチローは本当にすごいですね。
その息子を育てた、チチローさんもすごいと思います。
理解できるのは、イチローのお話だけなのですが、だからと言って行動に移すのは、とっても難しいお話です。
怠け者だし、反復練習が苦手です。
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