豊田喜一郎は、織機を発明した豊田佐吉の長男で、父親の背中を見て育ち、その遺志を受け継ぎ、自動車製造に力を注ぎます。
中村寿一は、青年町長として、灯の消えかかった挙母(ころも)町の再建を願い、工場誘致に力を注ぎます。
そして、二人はこの地で出会い、昭和13年トヨタ自動車工業挙母工場が竣工されました。
この歴史的な展示は、ホテル近くの豊田市近代の産業とくらし発見館で、『喜一郎と寿一』とよた誕生秘話 としてご覧いただけます。
この二人の熱い思いが、やがて豊田市に自動車産業をもたらすきっかけになったのです。
出会いがなければ、この豊田市に自動車産業はなかった、といっていいほどの出会いです。
んんん~、歴史的なロマンを感じます。
出会って77年目ということですが、ふたりの名前の頭を合わせると喜寿(77)というわけです。
気の利いたネーミングで、これを思いついた人は、お洒落な人だと感動しました。
通称くらし発見館です。
以前は、養蚕で使用する蚕の取締所、その後は初代市立図書館として利用されていました。
私は、小学校低学年頃、ここで近所のお兄さんやお姉さんたちと一緒に遊びました。
木に登って、勉強している学生さんを木の上から眺め、にらまれたこともありました。(ごめんなさいでした)
左が中村寿一、右が豊田喜一郎です。
このときは、お互いを知らなかったのです。
お二人が出会ったころです。
おふたりの熱意が実を結んだころです。
豊田市の発展があるのも、お二人のお陰だと思います。
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