2018年1月24日水曜日

不便益 benefit of inconvenience

不便益(benefit of inconvenience)という言葉をご存じでしょうか。
今朝のNHK番組、「おはよう日本」で初めて聞きました。
不便が生み出す利益というような意味合いです。
身の回りは便利なことばかりですが、それとは逆に、一見「わざわざそんなことして」と思うことや「そんなことしても楽じゃないし」と思うことから、価値を見出し、文字通り有益さを生むというのです。

例えば、番組で取り上げられた例はこのようです。


ある会社のスマホ購入禁止(ガラケーに奨励金5,000円)
岐阜県の産業機械部品メーカーの岩田製作所(岐阜県・関市)は、ガラケー使用従業員に、デジタルフリー奨励金とし、月々5,000円の奨励金を支給しているのだそうです。
社長によると、スマホを使用すると近くにいてもLINEなどを使用し、face to faceでのコミュニケーションが減少し、社内での情報共有に危機を感じ、行ったそうです。
それにより、社内での会話が増え、表情の見える情報交換ができるようになったと効果を話されていました。
社員からも、実際の会話の方が、内容の幅が広がり、情報量が増えた、表情がよくわかって会話が弾む、など好評のようです。


過去に使用していたガラケー(笑)

●ジュエリーショップの手書きメッセージ
ショップで購入されたお客様に、店員が選んだ便箋に、手書きでお礼文やイラストを送るという試みです。
購入された品物がどのようなシーンにマッチするとか、その時の会話を持ち出しつつ延長線上にあるシーンを共有し、お客様の心に響く内容です。
(これは私もいただいたことがあります。嬉しいですね。お店をインプットさせる効果もあるかと思います。)

●加齢や病気などの身体訓練やリハビリ施設での手すりなし
この施設では、普通ありそうな壁面の手すりをわざとなくし、手すりに頼らず、可能な限り自力で行い、運動能力を維持したり、高めたりする目的で行っています。
『やりづらさ』から機能を低下させることなく、鍛えるわけです。
その人に応じ、介添えが必要な場合のみ、施設スタッフが寄り添います。
(私の場合、まもなく85歳になる足の悪い父親の部屋をトイレから一番遠くにしてあるのに似ています。数年前、当初、ポータブルトイレを置こうかと思いましたが、歩けるのに余計に歩かなくなり、甘えると思い、あえて歩かせるようにしています。)

不便から生まれる価値、
デジタルとアナログ
バリアフリーとバリアアリー(3例目でそのように言われていました)
ほどほどのバランス感がいいかな、なんて思いますね。

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