2017年4月8日土曜日

豊田市小原(おばら)地区の子供歌舞伎

ある会で、豊田市小原(おばら)地区の小原歌舞伎で、子供が演じる歌舞伎を観賞しました。
小学校3年から中学1年の男女10名が、春休み返上で練習され、その成果を発表されました。
会場は豊田市能楽堂です。

小原歌舞伎は、豊田市無形民俗文化財で、江戸時代中期から、神社に奉納する地芝居として始まりました。
いにしえからの技と伝統が今も脈々と受継がれています。
現在、小原歌舞伎は年2回定期公演が行われています。
豊田市には、小原歌舞伎をはじめ、石野地区(農村歌舞伎)、足助地区、旭地区と4つの歌舞伎があり、各々で伝承しています。

歌舞伎でよく見かける三つの色のことがわからず、早速検索。
定式幕と言われ、三色に染めた布を縦に縫い合わせて作った引幕のことで、 歌舞伎の舞台では演目や場面によって様々の幕が使われるが、定式幕は芝居の幕開きと終幕に使われるそうです。
色使いにより流派がわかれているらしいです。
ちなみに、この4月1日オープンした豊田市歌舞伎伝承館のパンフレットにある色目は、左から黒、柿、萌黄で、江戸三座と呼ばれるなかでも、森田座だそうです。田座は黒・柿・萌黄の順序(左か


説明を聴き、開演です。
本日の演目は、「白波五人男」です。
拍子木がなり、はじまり、はじまり~

盗賊が次々登場。

一番の大親分、声にすごみがあり、上手でした。

五人勢ぞろい。

出身や悪事の数々を披露する場面。

お化粧や髪型で、役柄がわかりますね。

ひっ捕らえる側が逆の展開となり、幕です。

子供たちにおひねりというわけにはいかず、お菓子をお礼していました。

普段は能狂言の舞台のため、フェルトを敷いての歌舞伎でした。
初めての歌舞伎でしたが、庶民的なものは身近に感じました。

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