2012年2月8日水曜日

あいち発クルマの明日を考える

環境の仕事に携わっている友人の誘いで、愛知県主催で、クルマの未来を考える意見交換会に出席しました。
クルマの町で暮らすからには、クルマの情報はゲットすべしと思いつつ、参加しました。
自動車産業は豊田市、愛知県のみならず、日本の基幹産業ですが、豊田発から、どのような意見が出るのか楽しみです。

愛知県で、あいち自動車産業イノベーションプランというアクションプランを策定中らしいのですが、県民の目線で是非ご意見をということ、だそうです。

初めに、自動車産業の現状、今日の進め方を、名古屋大学の辻教授より伺いました。
愛知県、豊田市から行政サイドからのクルマに関わる動きの説明がありました。
実は豊田市は、スマートグリッドのモデル地域として、全国4か所の中に選定、また環境モデル都市においても全国13か所にも選定されています。
昨年の9月からは、市内に67戸のスマートハウスを建て、低炭素社会システム実証プロジェクトを開始しています。もちろん、PHV(プラグインハイブリッド)車利用を想定したハウスです。

 約30名ほどの参加者で、小グループに分かれ、テーマを決め、発表を行いました。

グループ1のテーマは、「持続的なものづくり」
ユーザにはいかに低価格のクルマが販売できるか、地球には環境に優しいクルマを提供、技術面では若い世代へ技術継承を、エネルギーではガソリンからの代替エネルギーを考える、など発表されていました。

グループ2のテーマ イノベーションを起こす社会に必要なこと
クルマを利用する人の意識の向上=イノベーションが必要だと言われました。(ごもっともです)
面白かったのは、乗れば乗るほど良い方向に性格が変わるクルマがあるといい、人間形成ができるクルマがあるといい、という意見でした。
また、明日のクルマを考えるに、成功事例はその場限りにし、引きずらず、失敗事例を基に次に進む、保身は捨てる、など高度な人間の意識向上の話題が出ていました。
(高次な意見ですね)

グループ3のテーマ 事故のない社会
インフラ、クルマ、人のカテゴリーでわけられていました。
未来にあったらいいなという観点で、速度の出ない車、ぶつからない車、というような理想的なクルマがあがっていました。
やはり、安全確保のため、歩者分離を進めたいというような意見でした。

グループ4のテーマ くるまと生活(このグループに所属しました)
生活者目線でのクルマを考えるというようなテーマです。
私のグループでもこんなクルマがあるといいな、という夢のようなクルマの意見がありました。
呼べばくる車、空飛ぶ車(アメリカにはあるそうです)、折りたためる車(私の意見でしたが、実用化されていないようですが、それを考えている人があるそうです)などなど。
未来を見据えるには、今までの既成概念の枠をとっぱらい、新しいカテゴリーをつくるくらいの勢いが必要という意見もありました。

クルマに対する市民の思いは、行政から見ると宝の山ということでした。
今後どのように変化していくのか、楽しみになりました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この付箋を貼るやり方、最近の研修でよくあるパターンですね。
なんて言うんでしたっけ?

稲熊真佐子 さんのコメント...

匿名さま

コメントをありがとうございます。

これは付箋紙だと思いますが、ポストイットと商標名で呼ばれることも多いです。普通名称化した商標のようです。

今の付箋紙は便利ですね。つけたり、はがしたりが、粘着があるうちは何度でもOKで、サイズもいろいろですね。研修会や会議では、アイディアを集める際に使用します。色もカラフルですね。

昔、旅館時代、帳場で付箋紙の貼られた台帳を見たことがありましたが、糊付けされ、がんじがらめになっていました。