2011年1月2日日曜日

8回目の年女

毎年2日には、家族で母の里へ、お年賀に行くことにしています。車で15分くらいの場所にありますが、山に囲まれた静かな田舎です。周りにお店はなく、「ここが豊田市?」と思うようなところです。今は、母の弟、私の叔父が跡取っていますが、叔父夫婦が今も健在な祖母の面倒をみています。今年、年女で、8月で96歳になります。

耳はかなり遠いですが、会話ができ、とても元気です。出かけることが大好きで、東京の叔母のところまで、車に乗って出かけるほどです。今ではほとんど目がみえていないようですが、読書が大好きで、漢字をよく知っています。私たちが行くと、ニコニコ迎えてくれます。
ちょっと頑固なところもあるようで、叔父夫婦がよく面倒をみており、そのお陰もあり、毎日イキイキと暮らしているようです。

この絵は、祖母のために叔父夫婦が書いたものなのだそうです。最初、誰が描いたのだろうと思っていました。この絵がわかるくらいの子供がいないため、不思議に思っていました。何と、叔父夫婦の合作で、祖母のために描いたのだそうです。祖母が月のことをよく尋ねるそうで、その月に相応しい出来事ごとを描いてあげるのだそうです。


暮れからの祖母家族のマイ・ブームは、アカペラで唱歌や懐メロを歌うことだそうです。叔父がどこからか、アンティークな歌の本を引っ張りだしてきて、祖母と三人で歌っていたのでそうです。祖母は嬉しそうに、懐かしそうに、歌ってくれました。(この本は、昭和32年発刊の小学4年生の付録のようです)

こんなふうに、叔父夫婦に囲まれ毎日を過ごす祖母は幸せです。祖母の長生きの秘訣は、叔父夫婦の面倒見の良さにあると思います。叔父の上には、私の母親を筆頭に三人の姉がいますが、みんな、叔父夫婦、特に、お嫁さん=私にとって義理の叔母には感謝してています。穏やかな子供たちに大切にされ、心配ごともなく、暮せることが祖母にとって一番です。

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