2010年8月7日土曜日

豊田の北の顔

豊田市は、中心地の周りをぐるりとのどかな風景で囲まれています。車で10分も走れば、コンクリートの町並みはなくなり、緑や田畑が目に入ってきます。

久しぶりに、車で北方向にドライブへ。
北にそびえるのは、猿投山(さなげやま)です。地元の小学校から高校まで通い、校歌の一番に登場する山です。
「北にそびえる猿投山♪」とか「青雲なびく猿投山」とか、歌詞に織り込めれています。この辺りは水田も広がっていますが、桃畑があります。猿投の桃は有名です。遠足で登ったりします。
高さは628メートル、愛知高原国定公園含まれており、山頂には、東海自然歩道が通っています。古くから嶽信仰巨石信仰の場として崇められてきた山だそうです。「この山で毒蛇にかまれ亡くなった」とされる大碓命陵墓があり、山麓には、大碓命が祭られている猿投神社があります。
幹線道路から入ったところに、鳥居があります。私の親戚が猿投山の麓近くにあり、この道路はよく通りました。こんなところに神社があるんだ、と思いながら通っていました。実は、この鳥居は、すごいものだったんです。
「一之鳥居」とあります。ということは、二之の鳥居があるということですね。どこにあるのでしょうか。
猿投神社の一之鳥居だったんです。知らなかったですね。この鳥居をくぐり、まっすぐ行けば、二之鳥居(?)があり、猿投神社に行かれるのです。
黄色の鳥居がニ之鳥居なのでしょうか。総門はなかなか立派です。(今回は神社へは寄りませんでした)
猿投神社は砥鹿神社知立神社に次ぐ”三河国の三宮”のひとつで、第13代 仲哀天皇元年、勅願により現在地に創祀されました。 猿投山の東峯に東宮、西峯に西宮を祀り、本社、東宮、西宮を総称して猿投三社大明神と呼び、古くより崇敬を集めてきました。
猿投山は、日本書記によると、日本武尊(小碓命)の双子の兄にあたる大碓命が毒蛇にかまれ、猿投山に埋められた、現在の西の宮あたりに埋葬されているということです。また、大碓命が左利きであることから、左がま奉納されます。
歴史があり、趣のある神社でお出かけくださいませ。

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