2009年7月20日月曜日

偶然、豊田大橋で出会った人

曇よりした朝、仕事の合い間をみて、ウォーキングに出かけました。
いつも、豊田大橋を渡り、往復約5キロを1時間ちょっとで歩きます。
帰り道、豊田大橋を渡りきったところで、山の方をじっとみつめている男性がいました。
近くにきたところで、その方が挨拶をされました。
はて、知り合いだったかな、おいでん祭りの花火の準備の人かな、なんて思いながら、挨拶をしました。
その人は、私と同じように、ウォーキングをされている人で、昨年10月に奥様を病気で亡くされたとのことでした。
奥様の写真を入れたロケットを胸元に肌身離さず、つけていらっしゃいました。
とても仲が良かったらしく、思い出話を聞かせていただきました。
山をじっと見てたのは、胸元のロケットの奥様に好きだった景色を見せていたということでした。

会話が弾むうちに、
以前ホテルの近所に住んでみえたこと、旅館だった頃にお仕事で水道を直しに来てくださったことがあったこと、
がわかりました。
「長生軒ね。昔はあの辺りを長生町と呼んでいたんだよね」と昔のこともご存じでした。

今年の夏、初盆を迎えられるそうです。
お元気そうですが、ちょっと寂しそうでした。
奥様のご冥福をお祈りいたします。(合掌)

若かりし頃(左)、そして最近 とお写真をいれてみえました。

4 件のコメント:

baron さんのコメント...

父の話につきあってくださってありがとうございます。
※神奈川在住の息子です。
母親を亡くしたという現実は、物理的・身体的に元気でも、精神的にはなかなか落着きどころが見つけられないない状態です。
そんなときにこうして外界(自分や親族以外)との交流を持っている父の様子を知ることができて嬉しく思いました。
私が贈ったロケットをこうした形で見ることができて不思議な感じがしました。

平松 さんのコメント...

こんにちは。

とても良いお話です。

奥様の好きだった景色をこうしてロケットに写真をお入れに
なられて みせてあげるって、素敵な旦那様ですね。

奥様を早くに亡くされて悲しみも大きいと思いますが奥様と
しては きっとお幸せだったことでしょうね・・・

心よりご冥福をお祈りいたしますm(__)m

稲熊真佐子 さんのコメント...

baron様

はじめまして、お返事をありがとうございます。
本日、お父様からも、丁重なるお電話を頂戴いたしました。
お嬢様がプリントアウトをされたのをご覧になったと伺いました。
そして、あのロケットは、baron様のプレゼント。
ご家族の皆様は、本当にやさしい方々ですね。

奥様思いのお父様は、とても素敵だと思います。
お母様も、喜んでみえると思います。

これから、ますます暑い日が続きます。
baron様をはじめ、ご家族皆様のご健勝をお祈りいたします。
また、お父様とお目にかかれることを楽しみにしております♪

稲熊真佐子 さんのコメント...

平松先輩

本当に素敵なご夫婦ですよね。
ロケットの中のお写真は、baron様お子様がご用意されたものだ、とお父様であるS様より伺いました。
S様は、ロケットをお洋服の中に入れてウォーキングをすると、汗で写真が破損するからと言われ、この時期はお洋服の外に出してみえるそうです。
このお気遣いにも敬服しています。

心に沁みるいいお話に感銘を受けております。