2010年3月11日木曜日

自費出版本をいただきました。

今日、幼馴染の友人から、思いがけないサプライズが届きました。

知人S氏の書かれた自費出版の本をいただきました。「勉強一生青春」 いい言葉ですね。限定100冊だったのだそうです。そのうちのひとりとは、恐れ多いです。実は、この本を編纂したのは、届けてくれた友人です。出版までのお手伝いをする仕事をしています。

自筆でお言葉も頂戴しました。また、お手紙も添えられていらっしゃいました。
「また、鬼退治に出かけましょう」(桃太郎のお話のことです)
何のことやら、わかる人にしかわからない暗号のようなものですが、私にとっては、非常にウィットに富んだ言葉です。決して、退治する鬼がいるわけではありません。飲み仲間に、猿(申年)、雉(トリ⇒酉年)、犬(戌年)が揃っているだけなのです。もちろん、ご本人が桃太郎です。この他、お団子と「日本一」の幟、赤鬼と青鬼役もいます(笑)

温厚なお人柄で、誰にでも分け隔てなくお話をされます。かなり年下の私にも、丁寧に接してくださいます。品があり、学もあります。お話をして、楽しく、勉強になります。人生のこと、仕事のこと、まちづくりのこと、などなど折に触れ、いろんなことを教えていただいています。
ある会の設立記念に、「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉を餞としていただきました。初めて聞く言葉に胸を躍らせました。この言葉は、鶏の雛が卵から産まれる出るときの様子を表しています。「啐」とは、殻の中から卵の殻を、雛がつついて音を立てることをいいます。「啄」とは、「啐」の時に、親鳥が殻の外から殻をついばんで破ることをいいます。その「啐」と「啄」が同時に行わてはじめて、殻が破れ、雛が誕生します。これにたとえ、師匠と弟子、親と子の関係などで、産まれ産もうとする関係にあるとき、両者が一致して行動に出ようとする場合に使われ、機を得て両者相応じる得難い好機 のことをそう呼ぶようです。親鳥の啄が一瞬でもタイミングを逸すると、殻の中の雛の命にかかわる、早すぎてもいけない、遅すぎてもいけない、啐啄は同時でなければ、うまく産まれないということです。会の設立にもかかわったS氏、まさにその関係だと言われたわけです。
S氏の一番の思い出はこの言葉でした。今日から、S氏の本をじっくり読んでみようと思います。

1 件のコメント:

さち姉 さんのコメント...

素敵な贈り物ですね

またすごい達筆!

いつも大変、お勉強になります。
少し私には難しいですが、でも
なんとか理解しようとする私が
います、いつも有難う御座います。