この祝日に相応しい日が過ごせたと思っています。
中学校区内の交流館で、所属している とよた下町おかみさん会のメンバーで、おもちゃ屋さんを経営している森下さんが、新見南吉の作品の読み聞かせの会を開催するというので、行ってきました。
新見南吉生誕100周年を記念して開催されたようです。
現在の愛知県半田市出身の新見南吉ですが、「手袋買いに」「ごんびつね」が有名ですね。
前日、開催場所の中で、会合があり、会の最後で挨拶をしてくださいました。
「手袋買いに」のきつねさんを手で表現してくれました。
司会兼朗読役と二役をこなしていました。読み聞かせの会に所属され、市の図書館や小中学校などで読み聞かせの活動をしているのだそうですよ。
今回はご縁があり、フルート奏者の瀬田なお子さんとのコラボレーションとなったそうです。
朗読の合間には、「ブラームスの子守唄」、「竹田の子守唄」を演奏されました。
楽器は洋ものですが、和のテイスト、ほのぼの感たっぷりでした。
森下さんも、何色かも声を出し、目を閉じて聴いていたら、一人の人の声とは思えないほど、登場人物の多さに驚きました。
フルートの独奏もありました。
「愛のあいさつ」「アルルの女より メヌエット」「ショパンのノクターン変ホ長調作品9-2」が演奏されました。
すべてお馴染みの曲で、耳に心地やすかったですね。
パンフレットもおしゃれで、しおりの紐は「手袋買いに」の赤い手袋をイメージしたのでしょう、絵本は赤い色の毛糸でした (*^▽^*)
私も赤いの手袋だと思っていましたが、原作を読んでみたら、色までは書いていませんでした。
でも、赤がきつねさんにはよく似合いそうです (^◇^)
今日の朗読の中で聴いた「でんでんむしのかなしみ」を近所の本屋さんで、たまたま見つけ、購入しました。
皇后美智子様の心に沁みたお話だそうです。
ある1匹のでんでん虫が悲しいに暮れていました。
いくつかのでんでん虫に尋ね歩いたところ、どのでんでん虫も悲しもを持っている、それを聞いたでんでん虫は嘆くのをやめた、というお話です。大人になって読んでも、とてもいい内容です。
童話って、本当は子供だけのものではなく、大人も読み返してみるものですね。
今の自分は本当の大人なのかを問い正した時間でした。
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