その中に、フローレンス・ナイチンゲールのお話がありました。小学校の時、偉人の伝記として読んだくらいでした。
「小さな頃から、病気の人を助けたいという思いが強く、自宅を病院に見立て、看護師を夢見ていた。クリミア戦争では、傷ついた兵士たちを看病、心の支えにもなったいた。看護師としての功績は後世にも名を残すほどに
このくらいが、頭の中にあった記憶の中のナイチンゲールです。
大人になって改めて読んでみると、弱者を助ける温かい心プラス、行動力があったことを知りました。赴任先の病院で、衛生管理、医療品の調達、病院運営の改善、病人のための娯楽室などを手がけたようです。こうした改善から、43%あった院内死亡率が4か月後にはわずか2%まで下がったそうです。「ランプの貴婦人」と称されているように女性らしい優しさはもちろん、不屈の精神で貫いた姿勢があります。
なぜ、ナイチンゲールに反応するかといいますと、ホテルのイメージカラーがマゼンダ系の色で、ナイチンゲールの色といわれているからです。
3年ほど前、ある会でご一緒したカラーセラピーの講師と名刺交換をする機会に恵まれました。その際、真っ先にホテルのマークに使われている色をご覧になり、ナイチンゲールの色だ、と言われたからです。
オープンの準備中、そんなことも知らず、温かみのある色で、重厚さを感じる色として、紫に濃い紅色が混ざったマゼンダ系の色を選らんでいました。偶然選んだ色にそんな意味合いがあったとは嬉しいことです。この本を読むまでは、病気の人に優しい、自分より他人を優先、というイメージのナイチンゲールでしたが、その行動力や熱意には目を見張るものがあり、ひとりの起業家としても、成果をあげた人です。この色を誇りに思い、偉人の功績を讃えつつ、自助して行こうと思いました。
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