2012年3月24日土曜日

若い人たちのちょっとしたこと ふたつ

最近、10代の若い人たちから、感動し、教えられたことが二つあります。

甲子園球場で熱戦が繰り広げられている春のセンバツ高校野球での一場面です。
選手宣誓をしたのはご存じのように21世紀枠での出場した被災地、石巻工業高校の主将です。
宣誓の内容は、部員みんなの思いを織り込み、心に残るものでした。
結果は、惜しくも初戦突破とはなりませんでした。
試合終了のサイレンがなり、両者がホームに集合、一礼していました。
その後、目を見張ることがありました。
お互いに勝利や激励の握手をしようとした場面で、石巻工業高校の選手が腰をかがめていました。
何と、グローブと帽子を地面に置き、相手の選手と握手をしていました。
その置き方も、きちんと置かれ、素晴らしい光景でした。
相手への敬意の表れだと思います。

二つ目です。

このメモは、当ホテルの朝食レストランスタッフの女性からです。
前髪が垂れていたのを発見し、制服のポケットに忍ばせているヘアピンを貸しました。
「明るいいい笑顔が前髪で隠れるから、ピンで留めてね」と。
その後、席に戻ると、デスクの上にメッセージ付きで返ってきました。
最後にはちゃんと名前も書いてありました。
業務ではメモで伝えるの必要性を重視していますが、本人の気持ちからメッセージを書いてくれ、大変嬉しく思いました。

大人になると、頭でっかちになり、行動で人に伝えることができなくなるな、と感じています。
今回は10代の若い人に教えられました。
ありがとうございました(_ _)





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