私が住んでいる地方では、このお節句におこしものを作る風習があります。
地元では、おこしもん、と呼んでいます。
「もの」の音便で、「もん」と日常は使っています。
JAあいち豊田にあったおこしもの売り場です。
この時期になると登場しますね。
材料は米粉(写真右側)です。
(豊田市稲武地区は米粉王国を開国、市内では地産地消で米粉を使用した加工品が出回っています。)
この米粉を、木型(写真左側)におさまる固さまで熱湯で練り、餅とり粉をまぶした木型に入れ、型からはすし、蒸します。
真っ白では寂しいので、食紅なとの色粉で彩りをします。
冷めたものは、焼き、醤油砂糖をつけていただきます。
木型は、お雛様、鯛といった祝い事に相応しいものが多いです。
あるご家庭では、端午の節句にも作ったとのことで、男の向けの戦車や車の形があるようです。
この木型は相当古いものだと思います。
子供が小さい頃は作ったことがありましたが、最近はお店で買ってしまいます。
我が家の木型です。
それほど古いものではありません。
最近、木型を作る職人さんが少ないそうです。
昔のものは、堀が深かったと聞きました。
おこしものの語源は、さまざまあるようですが、母から聞いたのは、型から餅を起こすので、おこしものというのではないかということでした。
米粉はお餅とは一味異なる触感で、美味しいですよ(*^▽^*)
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