10月1日、地元豊田市内で撮影された、東日本大震災後に豊田市に移住された黒土三男監督の「星めぐりの町」の特別試写会に行ってきました。
小林稔侍さん、壇蜜さん、高島礼子さんら出演の映画で、今年4月より、すべて豊田市での撮影でクランクインされました。太田豊田市長、豊田商工会議所の正副会頭や地元のエキストラなども多数出演されています。子役の男児は、地元市民よりオーディションで選ばれました。
物語は、東日本大震災で被災して家族を亡くし、天涯孤独となってしまい、心を閉ざしてしまった少年が、遠い親戚にあたる同市内で豆腐を作る主人公に預けられます。ものづくりに打ち込む職人を通じ、市民の温かさなどにふれ、次第に心を開いていく過程を描いた作品です。 この少年が、岩手県花巻出身という設定で、ゆかりのある宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が引用され、将来自分も豆腐屋になる決意をするというお話です。
黒土監督も、東日本震災後、この豊田市の親戚に身を寄せられ、映画づくりを続けられ、この少年と重なるものを感じます。
日本人の心に沁みる日本らしい作品だと思います。
昨日いただいたパンフレットには、豊田市内の撮影スポットや地元の特産品の紹介がありました。
上映後、監督、主演の小林稔侍さん、駐在さん役の神戸浩さん、太田豊田市長の舞台挨拶がありました。
当ホテルは、あるご縁で間接的に撮影協力をいたしました。
上映中は撮影禁止で証拠画像はありませんが、エンドロールにホテルの名前が掲載されていました。
今後、豊田市で映画を撮影されると言われていました黒土監督、楽しみにしております。
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