2009年9月23日水曜日

和製スイーツ

今日、お墓参りの帰りに、豊田市内小坂本町にある上坂(こうさか)商店で、五平餅とみたらし団子を買ってきました。 昔からあったお店だと知っていましたが、創業なんと明示45年だということでした。びっくりです。

雑誌やテレビ取材が多いようです。

「元祖五平餅の由来 初代藤太郎の考案で、御幣が五角形で、五平餅と名付けて、創業明治45年以来、秘伝の「タレ」と厳選米を使って、昔ながらの一本一本手作りしております。」と包装紙に書いてあります。

一本一本丁寧に手作りされた五平餅をまずは素焼きして・・・

秘伝のタレをつけ、さらに焼きます。

おでんもありました。これから寒くなる時期にピッタリですね。
「だしが美味しそう」なんて言ったら、だしを味見させてくださいました。『おふくろの味』がしていました。

こうばしい香りがして、とっても美味しいです。このお店のみたらし団子は初めて食べましたが、お団子の触感がよく、こちらも美味しいです。

大学時代、学園祭で模擬店をやろうということになり、たまたま私が提案した五平餅になりました。もう何十年も前のことです。上坂商店さんに仕入のお願いに伺ったら、当時の女将さんが、「まずは、食べてみて」といい、五平餅を2本ずつ出してくださったことを覚えています。私たちは口々に「美味しい」を連呼、そして、ご快諾をいただきました。それから、早速五平餅講座の始まりです。焼き台のセットのし方、炭の熾し方、焼き方、秘伝のタレの付け方まで、丁寧にご伝授いただきました。学園祭では、焼き台使用料を無料にしてくださり、本当に助かりました。こだわりのお店だと思いますが、当時、わけのわからない女子学生に懇切丁寧に教えてくださり、仕入させていただいたことに感謝ですね。上坂商店さんの前を通るたびに思いだします。当時の気風のいい、それでいて品のある都会的な女将さん、何年か前に亡くなられたと伺いました。お店に写真が飾ってありました。

五平餅が取り持ったご縁というか、対外的な協力をしてくださったことで、私は本当にいい思い出ができましたし、この五平餅を忘れることはないと思います。五平餅講座での女将さんの熱心さにも敬服します。純粋に商売が好きで、ひとりでも多くの人に五平餅を知ってほしいという気持ちの表れだと思っています。この話を家族にしました。その家族は、きっと何人かの人に語ると思います。これが口コミですね。


昔話をしながら、包装紙に目をやると、五平餅の中に方言が書いてあります。この辺りは名古屋の尾張に対して、三河と言います。わかるのと、わからないのとあります。五平餅を頬張りながら、方言の話題で持ちきりでした。こんな方言を使っています。死語になりつつある言葉もあります。おやつを食べながら、包装紙に書かれてあることでコミュニケーションがとれるとは、なんと素晴らしいことでしょう。以前、お菓子の販売員さんに、こんな話を聞いたことがあります。「お菓子を持ち帰られ、自宅で家族団らん、楽しく、明るい笑顔で召し上がっていただくことが一番嬉しいです。」と。上坂商店さんの包装紙は、家族団らんの橋渡し役をしてくれています。盛り上がった三河の方言です。

「やっとかめ」「らんごく」「ひずるい」「しょうたれ」「やぐい」「おそがい」「たるい」「おどける」「ひとねる」「そうずら」「だちゃかん」「せんしょこき」

いくつわかりますか?解答はまた後日、ブログで・・・

8 件のコメント:

  1. 五平餅、美味しそうです~

    「やっとかめ」:やっかみ
    「ひずるい」:こざかしい、要領が良い
    「しょうたれ」:根性無し
    「やぐい」:えぐい
    「おそがい」:のろい
    「たるい」:だるい
    「おどける」:ふざける
    「ひとねる」:ひとひねりする?
    「そうずら」:そうです
    「だちゃかん」:いいかげんにしろ
    「せんしょこき」:こまかい

    こんな感じですか?

    大阪弁も難しおまっせ~
    「いらち」
    「さら」
    「てんご」
    「せな」
    「かいことする」
    「こぼん」
    「なおす」
    「ほる」
    「ほな」

    さあ!どや(^^)

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  2. なにわの宿六どの

    いつも、奥様にはお世話になっております。
    コメント投稿、ありがとうございます。
    五平餅を道頓堀までお届けしたいくらいです。

    方言にチャレンジくださり、ありがとうございます。
    正解は後日、ブログにアップしますね♪
    お楽しみに~☆

    さて、なにわの宿六さんからの大阪弁問題

    「いらち」:いらいらする
    「さら」:新しい
    「てんご」:たくさん
    「せな」:しなさい
    「かいことする」:やるべきことをする
    「こぼん」:(おぼんの相手方)
    「なおす」:元通りにする
    「ほる」:深く調べる
    「ほな」:・・・

    ほな さいなら~ (難しい ><;)

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  3. 正解を書かないといけませんね。

    「いらち」せっかちなこと
    「さら」新しい。正解ですね!
    「てんご」いたずら。ふざける事。悪さする事。こら!てんごすんな!などと使います。
    「せな」しなければ。はよ(早く)せな!
    「かいことする」交換する。
    「こぼん」昔は、お金持ちの家(船場の呉服問屋等)の二男坊を「こぼんちゃん」と呼びました。
    「なおす」片付ける事。
    「ほる」捨てる事
    「ほな」正解!さいなら~~(^^)

    おまけ「おいど」→お尻の事です。

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  4. なにわの女将2009年9月24日 18:43

    真佐子はん。まいどです。

    ・・・っで、うちの旦那はんは、
    ご近所や親戚衆に
    「こぼんちゃん」と言われてはりますけど~
    ・・!(^^)!
    それも、いまだにですわ。。
    「こぼんは、いてるかぁ~~?」
    と、隣のおっちゃんは言わはりますけど!

    それにしても、おいしそうな
    五平餅。
    思わず、おいしそお~っと声にでました。

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  5. なにわの宿六どの

    ○○弁って、おもろいでんな~

    「かいことする」交換する。
    は、こちらでは「かえっこする」と言ってますね。
    言われてみれば、似てますね~☆

    「なおす」片付ける事。
    書き込みしてから、片付ける が適格だ、と思いました。

    おまけ「おいど」→お尻の事です。

    これは知ってました ^O^/

    また、大阪弁講座をお願いします。

    明日、三河弁講座の解答を書きますね♪

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  6. なにわの女将どの

    いつもお世話になってますぅ~
    お二人に五平餅をお届したい!

    「こぼんちゃん」ね~
    宿六さん、こぼんちゃん なんですね!
    長男さんは、なんと呼ばれるのでしょうか?
    「おぼんちゃん」かな~?

    もしそうなら、
    漫才のおぼん・こぼんは、お金持ちのぼんぼんという意味 なのかな・・・

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  7. とても勉強になりました。

    この心意気は 素晴らしいですね!(^^)!

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  8. さち姉どの

    狭い日本でも、言葉の遣い方がさまざまですね。
    「なるほど」と「オモロ~」のミックスですね。

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